モバイルファーストとデスクトップファーストの書き方について
今回は、「モバイルファーストとデスクトップファーストの書き方」について紹介します。
目次
モバイルファーストとデスクトップファーストとは?
それでは2つのコーディング手法の違いを見ていきましょう。
モバイルファースト
よくモバイルファーストは「スマホのデザインデータからただ作るだけ」と考えられがちです。
モバイルファーストとは、スマホを利用するユーザーの気持ちを考えて最も快適な状態のデザイン構成をすることです。
Googleは数年前からモバイルファーストインデックスを発表しており、SEOの観点からもモバイルファーストは今後ますます重要になっていくでしょう。
WEBデザイナーもコーダーも理解しておきたいところです。
デスクトップファースト
デスクトップファーストとは、デスクトップ用のデザインからコーディングする手法です。
モバイルファーストの逆の手順でコードを書いていきます。
今でもPCのデザインデータだけもらってコーディングすることもあるので、まだまだ必要なコーディング手法です。
モバイルファーストの書き方
モバイルファーストでは、以下の書き方をします。
scssの変数を使ってメディアクエリをスマホから順に書いてみました。
・メディアクエリの変数
$breakpoint: ( sm: 'screen and (min-width: 600px)', md: 'screen and (min-width: 768px)', lg: 'screen and (min-width: 1024px)', xl: 'screen and (min-width: 1280px)', ); @mixin mq($bp) { @media #{map-get($breakpoint, $bp)} { @content; } }
・CSS
@include mq(sm) { background-color: red; } @include mq(md) { background-color: blue; } @include mq(lg) { background-color: green; } @include mq(xl) { background-color: yellow; }
ポイントはこちら。
・メディアクエリはmin-widthで書く
・PCからでなくスマホのスタイルから書いて、ブラウザ幅が大きくなるにつれてスタイルが上書きされるように
デスクトップファーストの書き方
デスクトップファーストでは、以下の書き方をします。
・メディアクエリの変数
$breakpoint: ( sm: 'screen and (max-width: 600px)', md: 'screen and (max-width: 768px)', lg: 'screen and (max-width: 1024px)', xl: 'screen and (max-width: 1280px)', ); @mixin mq($bp) { @media #{map-get($breakpoint, $bp)} { @content; } }
・CSS
@include mq(xl) { background-color: red; } @include mq(lg) { background-color: blue; } @include mq(md) { background-color: green; } @include mq(sm) { background-color: yellow; }
ポイントはこちら。
・メディアクエリはmin-widthで書く
・スマホからでなくPCのスタイルから書いて、ブラウザ幅が小さくなるにつれてスタイルが上書きされるように
まとめ
以上が、「モバイルファーストとデスクトップファーストの書き方」でした。