【コピペ可】VSCodeでよく使うコードをスニペットとして登録する方法
今回は、「VSCodeでよく使うコードをスニペットとして登録する方法」について解説します。
スニペットとは、コードの入力補完機能のことです。
普段よく使うコードをスニペットとして登録しておくことで、コーディングの効率化を図ることができます。
ある程度コーディングに慣れてきて、これからコーディング速度を上げていきたいコーダーの方は是非導入してみてください。
目次
VSCodeでスニペットを登録する方法
それでは、VSCodeでスニペットを登録する方法について見ていきましょう。
①VSCodeをインストールする
もしVSCodeをインストールしていない場合は、VSCodeのサイトからエディタをインストールしましょう。
Windowsなら「VSCode インストール Windows」、Macなら「VSCode インストール Mac」で調べたらインストール方法が出てくるので、是非参考にしてください。
②スニペットを登録する方法
VSCodeがインストール出来たら、次にスニペットを登録していきましょう。
まずはVSCodeを開いた状態で、「Code(WindowはFile)>基本設定>ユーザースニペット」をクリックします。
ファイルを選択することが出来る画面に遷移したら、HTMLのスニペットなら「html.json」、生のCSSなら「css.json」、Scssなら「scss.json」のファイルを選択してください。
今回は例として、html.jsonでスニペットを登録してみます。
html.jsonのメニューをクリックするとhtml.jsonファイルが開くので、後はスニペットのコードを追加したらOKです。
スニペットコードは、VSCodeスニペット用コード作成ツールを使うと便利です。
例えば、iと打ったら以下のコードが表示されるようにスニペットを登録してみます。
<img src="" alt="" width="" loading="lazy">
VSCodeスニペット用コード作成ツールにログインします。
Prefixの箇所には、スニペットに登録したコードを呼び出す際に入力するテキストを入力します。
そして直下のフォームには、テキストを入力したら展開されるコードを入力します。
コードが記入できたら、「スニペットを作成」のボタンを入力し、「クリップボードにコピー」でコードをコピーしましょう。
コピーしたコードを先ほど開いたhtml.jsonに貼り付けます。
これでスニペットの登録は完了です。
試しにHTMLファイル上で「i」と入力してエンターキーを押してみましょう。
先ほどスニペットとして登録したimgコードが表示されたらスニペット登録は完了です。
登録しているスニペット(HTML)
私が仕事で頻繁に使うHTMLスニペットをまとめました。
気に入ったコードがあれば、html.jsonに貼り付けてみてください。
imgタグ
▼スニペット
"img": { "prefix": "i", "body": [ "<img src=\"\" alt=\"\" width=\"\" loading=\"lazy\">", ], "description": "" },
▼展開後のコード
<img src="" alt="" width="" loading="lazy">
pictureタグ(ブラウザ幅によって画像を切り替える)
▼スニペット
"pic": { "prefix": "pic", "body": [ "<picture>", " <source srcset=\"\" media=\"(min-width: 600px)\">", " <img src=\"\" alt=\"\" width=\"\">", "</picture>", ], "description": "" },
▼展開後のコード
<picture> <source srcset="" media="(min-width: 600px)"> <img src="" alt="" width=""> </picture>
aタグの外部リンク
▼スニペット
"blank": { "prefix": "blank", "body": [ "<a href=\"\" target=\"blank\"></a>", ], "description": "" },
▼展開後のコード
<a href="" target="blank"></a>
ulとliを使ったリスト
▼スニペット
"ul": { "prefix": "ul", "body": [ "<ul class=\"\">", " <li>", " <a href=\"\"></a>", " </li>", " <li>", " <a href=\"\"></a>", " </li>", " <li>", " <a href=\"\"></a>", " </li>", "</ul>", ], "description": "" },
▼展開後のコード
<ul class=""> <li> <a href=""></a> </li> <li> <a href=""></a> </li> <li> <a href=""></a> </li> </ul>
tableリスト
▼スニペット
"table": { "prefix": "table", "body": [ "<table class=\"\">", " <thead class=\"\">", " <tr>", " <th></th>", " <th></th>", " <th></th>", " </tr>", " </thead>", " <tbody class=\"\">", " <tr>", " <th></th>", " <th></th>", " <th></th>", " </tr>", " </tbody>", "</table>", ], "description": "" },
▼展開後のコード
<table class=""> <thead class=""> <tr> <th></th> <th></th> <th></th> </tr> </thead> <tbody class=""> <tr> <th></th> <th></th> <th></th> </tr> </tbody> </table>
CSS(Scss)
CSSとScssのスニペットです。
どちらにも適応させたい場合は、css.jsonとscss.jsonのそれぞれ書き込む必要があるので注意してください。
Scssが使えない時のメディアクエリ
▼スニペット
"mq": { "prefix": "mq", "body": [ "@media screen and (max-width: 600px) {", " ", "}", ], "description": "" },
▼展開後のコード
@media screen and (max-width: 600px) { }
背景画像
▼スニペット
"background": { "prefix": "bg", "body": [ "background-image: url($1);", "background-repeat: no-repeat;", "background-position: center;", "background-size: cover;", ], "description": "" },
▼展開後のコード
background-image: url(); background-repeat: no-repeat; background-position: center; background-size: cover;
まとめ
以上が、「VSCodeでよく使うコードをスニペットとして登録する方法」でした。
コーディング速度を上げていきましょう。