『2万回のA/Bテストからわかった 支持されるWebデザイン事例集』を読みました!

2万回のA/Bテストからわかった 支持されるWebデザイン事例集

こんにちは。Webデザイナーの髙井です。

今回は、2日前に読み終わった『2万回のA/Bテストからわかった 支持されるWebデザイン事例集』の感想を書きたいと思います。

Webデザインについて本を探されている方の参考になれば幸いです!

この本を選んだ理由

Webサイトのリニューアルの案件を担当していた時に、以前お仕事で使わせていただいていたレンタルスペースで、この書籍を見つけました。

既存サイトを見て何が課題なのかを考え、その課題を解決するために、どう変化させるべきか悩む中で、ユーザーの気持ちをもっと理解できるようになりたいと思い、購入しました。

本の概要

2万回という大量の実例から厳選されたA/Bテストの実例をもとに,どのようなWebデザインがユーザーから支持されるのかを解説する書籍です。A/Bテストの結果により導き出された,理論だけではない本当に成果が出せるデザインがわかります。

本書で紹介する事例は,すべて実際にテストで行われたものです。支持された案とその内容を検証しながら,本当にユーザーに支持されるデザインとは何かを解説します。すべてが実例のため,A/Bテストの概要や実態を知りたい読者の方にもおすすめです。

https://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9938-2

サイトで書籍のサンプルが見れるので、中身を見てから購入したい方はぜひ見に行ってみてください!

この本のおすすめポイント

  • ほとんど文字がないので時間をかけずに読み切れる
  • 実際にA/Bテストが行われた結果なので、信憑性が高く、実務にも活かせる内容が書かれている。
  • クイズ形式になっているので、『自分ならA案とB案のどちらを選ぶかな』と、考えながら読むことができる
  • そのサイトを進んで利用したユーザーとの間には必然的に心理的な差があるため、自分が選んだ案と答えが違った場合には、ユーザーとの差異を知ることができる

こんな方に向いています!

  • Webデザインをしている方
  • Webサイトの分析力をつけたい方
  • Webサイトの課題を見つけられるようになりたい方
  • ユーザーが支持するWebサイト・デザインについて知りたい方

この本を読んだ感想

4ページに1度しか文章が出てこないので、すらすらと読み進めることができ、見て学べる1冊だと思いました。

実務でもデザインを2案制作し、A/Bテストの結果をもとに、より優れた1案を納品できればいいのに…と思いますが、残念ながらクライアントワークでは不可能です。

この書籍を通して、ユーザーが、どのような点に心理的ストレスを感じてサイトから離脱してしまうのか、そして、コンバージョン率の高いWebサイトの特徴について学ぶことができました!

私自身、サイトのつながりが悪い時や、必要な情報がすぐ見つからないと、無意識でWebサイトから離脱することが多いです。

しかし、この書籍を読んで、実務でユーザーの心理を理解したデザインを作るためには、普段からその理由を深掘りしておくべきだなと思いました。

また、書籍内のとあるA/Bテストでは、同じWebサイトであっても『PC版で選ばれた案が、スマートフォン版で選ばれるわけではない』という検証結果が出ていました。

みなさんもPCのデザインを小さくして、スマホのデザインを作ることが多いのではないでしょうか。

スマホのデザインをいつもPCに合わせるのではなく、特にコンバージョン率が求められるサイトをデザインするときは、画面サイズに合っていて、かつユーザーにストレスを与えず、コンバージョンへ誘導できるデザインを都度考えていく重要性を学ぶことができました。

書籍内には、今後実務でぜひ参考にしたいと思えるデザインのアイデアもたくさんあったので、何度も読み返して使っていきたいと思います。


株式会社WebisのWebデザイナーです。 職業訓練校を卒業後、未経験で入社しました。 デザイン、コーディング、動画編集をしています。