WordPressオリジナルテーマの作成手順について
今回は、「WordPressオリジナルテーマの作成手順」について紹介したいと思います。
WordPressオリジナルテーマの作成手順は、大まかに以下の3ステップです。
①テーマをデザイン
②テーマをHTMLとCSSでコーディングする
③WordPress化をする
これからWordPressオリジナルテーマを作成したいと考えている人は、まずは大まかな手順を理解していきましょう!
目次
①テーマをデザイン
まずはWordPressオリジナルテーマを作成するにおいて、テーマ全体のデザインをしていきましょう!
WEBデザイナーならともかく、実装者の方はこのフェーズで時間をかけるのは勿体ないので、ネットで公開されているWEBサイトのデザインを真似てみることをお勧めします。
そして、どんな目的のWEBサイトにするのかも一緒に考えてみましょう。
例えば、読んだ本をまとめた書評サイトを作りたいなら、本のジャンルごとの紹介ページや、作品名を見つけるための検索フォームなどのパーツが必要だと分かります。
どんなWEBサイトにしたいのか分かれば、自ずと必要なページが分かってくるので、デザインが楽になりますよ。
②テーマをHTMLとCSSでコーディングする
テーマのデザインが出来たら、次にHTMLとCSSコーディングでWEBサイトを形作っていきましょう!
少し難易度が上がりますが、WordPress関数を後で組み込みやすいHTMLを目指しておくと、後でWordPress化がスムーズに進みます。
これに関しては、【HTMLから】WordPress化しやすいコーディングのすすめ【手順付】の記事が参考になるので、余裕がある方は是非目を通してみてください。
③WordPress化をする
HTMLとCSSでコーディングが出来たら、最後にWordPress化して動的なWEBサイトにしていきましょう!
そのためにやることは、主に3つです。
1.WordPressファイルをインストールして、サーバーにアップロードする
2.テンプレートファイルやその他必要なファイルの作成をする
3.テンプレートタグに置き換える
それでは見ていきましょう。
1.WordPressファイルをインストールして、サーバーにアップロードする
まずはWordPressファイルをインストールします。
そして、サーバーにアップロードしましょう!
2.テンプレートファイルやその他必要なファイルの作成をする
WordPressファイルをサーバーにアップロードすることが出来たら、次にテンプレートファイルを作成していきましょう!
テンプレートファイルとは、WordPressで用意されているHTMLを生成するためのPHPファイルのことです。
主に以下のテンプレートファイルがよく使われますよ。
・index.php
→テーマに必須のファイル。他に適切なファイルがない時に最終的に読み込まれるファイル。
・front-page.php
→WEBサイトのトップページで表示されるファイル。
・page.php
→時系列と関係ない固定ページを表示させるファイル。
・archive.php
→一覧ページを表示させるファイル。
・single.php
→記事の詳細ページを表示させるファイル。
・404.php
→404エラーページを表示させるファイル。
テンプレートファイルではないですが、以下のファイルもよく使われます。
・style.css
→テーマに関する情報を記載するファイル。例えばテーマ名や製作者の名前など。
・functions.php
→テーマで使い回したい関数をまとめるファイル。例えば、ページネーションなど。
・header.php
→!DOCTYPEの文書宣言からheader要素の終わりのコードまでをまとめたファイル。
・footer.php
→footer要素からhtmlの閉じタグまでのコードをまとめたファイル。
・sidebar.php
→sidebarの要素をまとめたファイル。
3.テンプレートタグに置き換える
最後に、必要な箇所をテンプレートタグに置き換えましょう!
テンプレートタグとは、WordPressがあらかじめ用意している値を取得・表示させるためのPHP関数のことです。
よく使うテンプレートタグに関しては、過去に[コピペ用]WordPress案件でよく使うテンプレートタグ一覧の記事を書いたので参考にしてみてください。
テンプレートタグを理解することで、自分の思い狙った値をデータベースから取得・表示させることが出来ますよ。
まとめ
以上が、「WordPressオリジナルテーマの作成手順」でした。
WordPressオリジナルテーマ制作はWordPressの勉強にもってこいなので、是非挑戦してみてください!