昨年2022年9月に発表されたAdobeによるFigma買収の発表。実はこの時点では本件に関してはそこまで気にしていませんでした。ところがAdobe製品一覧からAdobeXDが消滅したというニュースを聞いて、

• AdobeXDは今後どのような扱いになるのか？
• XDからFigmaに移行する必要があるのか？

について考えた方がよいと思い、今回記事にしました。

AdobeXDは今後どのような扱いになるのか？

まずこれまでの状況として、AdobeはXDをかなり推していました。気合を入れて開発・アップデートが行われていた印象があります。これからはWebデザイン・プロトタイプ作成にAdobeXDを使っていこうと思っていた制作者も多いのではないでしょうか。（弊社もその中の一人です）

Macromedia買収を思い出す

古参のWeb制作者はMacromedia買収のことを思い出した人も多いのではないかと思います。当時私は「Fireworks」ユーザーでした。Adobeに買収され、徐々に廃れていった経緯に、「Fireworksいいアプリなんだからもっと力入れて欲しい」と思っていました。PhotoshopやillustratorがWeb制作に関する機能を強化していたので、重複する機能の2つのアプリを並行して開発を続けていくのは効率の点から考えて難しいかったのだと思います。

XDは徐々にフェードアウトしていきそう

Figmaを買収したことにより、AdobeはWebデザイン・プロトタイプアプリを2つ抱えることになりました。XDにFigmaユーザーを誘導するのか、FigmaにXDユーザーを誘導するのかの選択があったように思いますが、製品一覧からXDが削除されその答えが出たと言ってよいと思います。

今後もXDを積極的に開発していくなら製品一覧から削除するということは考えにくいですよね。。。

Fireworksのように徐々にフェードアウトしていくのではないか、というのが私の結論です。

XDからFigmaに移行する必要はあるのか？

XDがアップデートされないとすれば、早めにFigmaに移行した方がよいのではないかという考えが生まれます。

これに関しては「そこまで急いで移行しなくてもよい」という立場です。その理由としては、これから消えていくとはいえ、XDはとても良くできているアプリだと思うからです。

他のAdobeソフトとの親和性も高い点で（FigmaがAdobeソフトと様々な連携ができるようになるまでは）使い続けてもよいのではと思います。

但し最終的にはFigma、あるいはそれ以外に移行するタイミングが来ると思っています。

まとめ

AdobeXDはこれからだんだんと廃れていくという予測のもと、XDを使っている場合だんだんと移行していけば良いと思います。